ある程度の英語力を備え、TOEIC対策をしてからでないと、TOEICを受験する意味がないと思っていませんか。たしかに、TOEICは独自の問題形式なので予備知識がないと点数が取りづらいという面もあります。
しかし、英語学習初心者の方にとっては、一定のレベルまで英語力を伸ばし、TOEICの問題形式に慣れることに時間を費やすよりも、TOEICをガンガン受けたほうがいい理由があります。この記事ではTOEICを受ける前段階での準備に時間を使うよりも、早い段階からTOEICを受け続けるべき3つの理由をご紹介します。
英語習得は一朝一夕にできるものではないということを頭では理解していても、自分の英語能力が伸びているのか、停滞してしまっているのか、徐々に目標に近づけているのかが分からないと、やる気を維持するのは難しいものです。
英語学習を長く続けている方なら、実感としてご存知でしょうが、英語学習を目標達成まで継続するためには、「目標に近づいている」「英語力が上達している」という成長を実感できることが重要です。
英語学習初心者の人ほど、TOEICを受けるには事前にある程度のレベルまで英語力を伸ばし、TOEICの独特な出題形式に慣れ、準備万端にしてから自分の実力を測ろうと考えがちです。
しかし、自分がTOEICを受けるに値すると考えるレベルまで英語力を伸ばすのには、継続的な英語学習が必要になってきます。TOEICを受ける前段階での継続学習において、成長実感を持てないと、やる気が起きず途中で挫折するということにもなりかねません。
実は、この挫折リスクを回避するにあたって、英語学習の早い段階からTOEICを受け続けることが、以下の3つの理由からとても効果的なのです。
TOEICを受ける前段階での準備に時間をかけないとはいっても、まったくの無策でTOEICを受けるということではありません。
TOEIC試験を申し込んだら、そのTOEIC試験で何点のスコアを目指すか目標を立てるようにしましょう。そして、その目標スコアに向けてTOEIC試験まで、日々の英語学習を継続します。
ここで重要なのは、「目標を立てること」と「その目標に向けて学習を継続すること」がTOEICという定期的に行われる試験によって習慣化することができるという点です。そうすることで良い学習サイクルが生まれ、英語学習を継続しやすくなります。
TOEICは結果が数値で出てきます。それはつまり、比較することができるということです。では、何と比較するのかというと、過去の自分のスコアです。他の人のスコアと比較したくなってしまいますが、あくまで比較の対象は前回や過去の自分のスコアにしましょう。
英語学習の目的が「ライバルのTOEICスコアを上回ること」なのであれば、他の人のスコアと比較することも意味を持ちますが、大半の人は違うと思います。
過去の自分のスコアと比較することで、英語学習の成果が数値という目に見える形で分かり、成長実感を持つことができるという点で、TOEICは継続的な英語学習にとって大きなメリットがあります。
郵送されてくるTOEICの結果では、総合的なスコアの数値だけでなく、どの部分が苦手なのかといった分析結果も分かります。その分析結果を使い、自分の弱点を把握することで目標を再設定し、次回のTOEICまでの学習計画を立て直すこともできます。
英語学習初心者の方ほど、TOEICの準備に時間を使うのではなく、TOEICを日々の英語学習の成果を測るマイルストーンと位置づけ、良い学習サイクルをつくるために有効活用した方が大きなメリットを得られるということが分かっていただけましたでしょうか。
英語学習初心者の方や、まだTOEICを受験したことがない方は、TOEICをガンガン受け、自分の英語能力の成長実感を持って学習を継続することで、英語学習の最終目的を達成していきましょう。
また、TOEICは定期的に受けているけれど、英語学習がなかなか習慣化できないという方には、英会話スクールで半強制的に英語学習を習慣化するという方法もおすすめです。
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※TOEIC®はエデュケーショナル・テスティング・サービス(ETS)の登録商標です。当該コース「TOEIC®コース」の検討を受けまたはその承認を得たものではありません。