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英語には種類があるって知ってた?リスニングをする際の3つの注意点

英語には種類があるって知ってた?リスニングをする際の3つの注意点

英語に訛りがあるのをご存知でしたか?日本語にも地域によって訛りがあるように、実は英語にも国によって訛りがあります。この訛りが原因で、リスニングで「聞き取りにくいなぁ」と感じる人もいることでしょう。今回は、英語を母国語とする国による訛りの特徴やリスニングのコツについて紹介します。

世界で話される5つの「英語」の特徴

それでは、英語が母国語の国5つをピックアップしてそれぞれの英語の特徴を比較していきましょう。

  • アメリカ英語
  • イギリス英語
  • カナダ英語
  • オーストラリア英語
  • ニュージーランド英語

アメリカ英語

日本人にとって親しみ深いのがアメリカ英語です。イギリス英語と比べて際立った違いがあるのが「語彙」です。例えば、アメリカで地下鉄は"subway"ですがイギリスでは"underground"または"tube"となります。このような語彙の違いは他にもたくさんあります。

さらに、語彙の違い以外の大きな違いは「発音」です。アメリカ英語の発音の特徴を見ていきましょう。

  • 母音のあとの"r"をしっかりと発音する
  • "Car"や"morning"など母音の後ろにくる"r"は、舌を後ろに引き舌先を上に反らせてしっかりと発音するのがアメリカ英語の特徴です。それと比べてイギリス英語では、母音の音を伸ばすだけの発音になります。

  • "t"の発音が変化する
  • 位置や前後の文字との関係により、"t"の発音が変わります。例えば、単語の最後の"t"は発音しません。"what"は「ワット」ではなく「ワッ」と発音します。また、"water"、"party"などのように単語の真ん中にくる"t"は、はっきりと"t"の発音はせず少し気怠い感じに「ウォーラー」「パーリー」のような発音になります。

※便宜上、発音をカタカナで表記しています。

イギリス英語

イギリス英語はアメリカ英語と比べて日本人には比較的聞き取りやすく、発音もしやすいと言われています。イギリス英語の特徴には以下のようなものがあります。

  • /æ/ではなく/ɑ:/
  • "last "や"chance"などの"a"の発音は、アメリカ英語では「エ」と「ア」の中間のような音で発音しますが、イギリス英語では「ア」に近い発音になります。口を縦に開けて「オ」を発音しようとする時に出てくる「ア」の音です。

  • "o"は「オ」と発音する
  • "hot" を「ハット」と発音するのがアメリカ英語ですが、イギリス英語では綴りの通り「ホット」と発音します。

※便宜上、発音をカタカナで表記しています。

カナダ英語

カナダ英語は、アメリカ英語とイギリス英語が少し混ざり合った英語と言えます。単語の綴りは、いくつかの例外を除いてほぼイギリス英語の綴りと同じです。発音や表現については以下のような特徴が代表的です。

  • "o"は「オ」と発音する
  • アメリカ英語では「ア」に近い音で発音する"o"は、イギリス英語と同じように口を縦に大きく開けて「オ」に近い音で発音します。

  • 付加疑問文の"eh? "
  • "~aren't you?(ですよね?)"などの表現でお馴染みの付加疑問文ですが、カナダでは"~eh?"と聞くことが多くあります。これはアメリカ英語の"~right?"と同じような表現です。

※便宜上、発音をカタカナで表記しています。

オーストラリア英語

オージー英語として知られているオーストラリア英語は、初期のオーストラリア移民が話していたロンドンの下町訛りの英語がもとと言われています。オーストラリア英語の特徴を見ていきましょう。

  • オーストラリア特有の単語がたくさんある
  • "thank you"を"ta"、"barbecue"を"barbie"など、愛着や親近感を込めた単語の変化が一般的です。

  • "a"を「アイ」と発音する
  • "day"を「ダイ」、"paper"を「パイパー」など、"a"を「エイ」ではなく「アイ」と発音します。

  • "r"を発音しない
  • オーストラリア英語では"r"は発音しません。例えば"water"はアメリカ英語では"r"を発音して「ウォーラー(r)」のように発音しますが、オーストラリア英語では「ウォートゥー」と聞こえます。

※便宜上、発音をカタカナで表記しています。

ニュージーランド英語

ニュージーランドに旅行した人から、「英語がとにかく聞き取れなかった」ということをよく聞きます。日本人に限らず、英語が母国語のイギリス人やアメリカ人でもニュージーランド英語は癖があると有名です。それではニュージーランド英語の特徴を紹介します。

  • "e"が「イ」になる
  • 単語によっては"e"を「イ」と発音します。例えば、"red"は「リッド」に、"ten"は「ティン」になります。

  • "a(æ) "が「エ」になる
  • 「エ」と「ア」の中間の音で発音する「æ」を「エ」と発音することがあります。例えば、"cat"は「ケット」、"bad"は「ベッド」となります。

※便宜上、発音をカタカナで表記しています。

リスニングをする際の3つのポイント

それぞれの国で話される英語の特徴を把握して、リスニングではよく注意する必要があります。ここでは、リスニングをする際のポイント3つを紹介します。

  1. 母音・子音の発音
  2. 使用する語彙
  3. イントネーション

ポイント1:母音・子音の発音

母音の発音で最も注意したいことは、"a"の発音です。アメリカ英語では「エ」と「ア」の中間音で発音される"a"は、イギリス英語では大きく口を開けた「ア」となります。また「エイ」と発音される"a"は、オーストラリア英語では「アイ」と発音されます。例えば「ニュースペイパー」が「ニュースパイパー」と聞こえるので注意しましょう。子音では、アメリカ英語の"r"の発音や、音が変化する"t"に注意するといいでしょう。例えば「アーティスト」が「アーリスト」、「パーティー」が「パーリー」のように聞こえます。

ポイント2:使用する語彙

英語が話されている国により語彙の違いが見られます。リスニングでは、自分に馴染みのない単語や、または自分が知っている単語の意味とは違う意味で使われる単語の意味を理解する必要があります。例えば、アメリカ英語では"I live in an apartment.(私はアパートに住んでいます。)"がイギリス英語では"I live in a flat."となります。日頃から様々な国の英語に慣れ、知識をつけておくことが必要です。また、リスニングでは1つ1つの単語の意味を理解するのではなく、全体の文章の意味を捉えることを意識しましょう。そうすることで、単語の意味が曖昧でも、文脈や会話の流れから単語の意味を理解することができます。

ポイント3:イントネーション

国により、音調や抑揚などのイントネーションが違います。"Are you hungry?"の場合、アメリカ英語では文末は上がり口調となりますが、イギリス英語での文末の音は下がります。日本の教育では一般的にアメリカ英語が主流ですので、日本人にとってアメリカ英語と違うイントネーションを聞き取りにくいと感じることもあるでしょう。様々な国の英語のリスニング練習を行い、できればディクテーションなどを同時にして英語のイントネーションの違いに慣れておくといいでしょう。

まとめ

話されている国によって違う英語の特徴やリスニングのポイントについて紹介しました。TOEICのテストなどでは、アメリカ英語だけでなく複数の国の英語がリスニングで使われます。日頃から、様々な英語に慣れ、それぞれの国の英語の特徴をよく知っておくようにしましょう。

なお、ロゼッタストーン・ラーニングセンター(RSLC)では、発音矯正スクールのハミングバードも提供しています。各国の英語の違いをマスターする以前に、自分の発音が不安という方は、発音記号や口の形、舌の位置など、英語の発音の基本が身につくハミングバードの受講を検討してみてはいかがでしょうか。

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