グローバル企業で活躍したい場合、英語力を求められることが多くあります。英語ができる証明としてTOEICのスコアを求められることもありますが、実際にグローバル企業で活躍するために必要な英語力とはどんなものなのでしょう。
今回は、グローバル企業で活躍するために必要な英語力について詳しくみていきましょう。必ずしもTOEICで高スコアが取れればいいというものでもないので、グローバル企業で働きたい方は、必要な英語力を考える際の参考にしてみてください。
グローバルに活躍している人材といっても、完全に英語をマスターしており、ネイティブスピーカーと同じように話せる人ばかりではありません。ビジネスの現場で求められるのは、社内外の関係者と円滑なコミュニケーションが取れることです。
また、日本語でのコミュニケーションにおいても言えることですが、ビジネスの現場では論理的に伝えるスキルが必要になります。
グローバル人材に特化した人材紹介会社が外資系の日本拠点またはグローバル展開の積極的な国内企業に転職した人を対象に行った調査によると、英語力についてはネイティブレベルが全体の7%にとどまり、海外居住経験については31%の人が海外居住経験なしと答えています。
この結果からも分かるように、ネイティブスピーカーのように流暢で語彙に富んだ英語が話せなくても、論理的に意見を述べることができ、熱意を伝えられるのに必要な最低限の英語レベルが備わっていれば、グローバル企業で活躍することができるといえるでしょう。
日本でTOEIC® L&Rテストを実施している一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の英語活用実態調査によると、管理職への昇進・昇格の際に要件または参考とするTOEIC® L&Rスコアは、平均すると係長・主任クラスで515点、課長クラスで530点、部長クラスで565点、役員クラスで600点という結果が出ています。
それぞれの企業によって異なる部分もあるものの、会社内でのキャリアアップとして昇進・昇格を考えている方は、目安としてTOEICスコアで600点を目指すのがよいでしょう。
ただ、英語を頻繁に使用する部署や企業の場合、平均よりも高いスコアを求められることもあるので、昇進・昇格要件を必ず確認した上で、目標設定を行い、英語学習を進めるようにしましょう。
IIBCの調査によると、英語を使用する部署の中途採用では50%以上、昇進・昇格では30%以上、海外出張や海外赴任では40%以上の会社がTOEIC® L&Rのスコアを要件や参考にしているといいます。
これは、転職や社内昇進をするときや、仕事の幅やキャリアを広げるために海外出張・海外赴任したい場合には、英語スキルを身につけていることが、大きな武器となることを示しています。
英語ができることで、昇進や業務の幅を広げる社内でのキャリアアップだけでなく、活躍のフィールドを他に移す転職をしやすくなります。
英語は継続的な学習が必要なので、モチベーションを維持する難しさはありますが、難関国家資格のようにほんの一握りの人だけが合格できるというような狭き門ではありません。きちんと正しい方法で学習を進めていけば、必ず英語スキルは身についていくものです。
そのため、キャリアアップを目指す人にとって、英語のスキルアップは確実性が高い近道のひとつと言えるでしょう。
いかがでしたでしょうか。グローバル企業で活躍したいために、ネイティブスピーカーレベルまで英語スキルを高めなくてはいけないと思っていた方もいると思います。しかし、実際のビジネスの現場では、論理的に意見を述べるスキルと熱意を伝えるのに最低限必要な英語スキルが身に付いていれば、仕事を遂行することができます。
また、キャリアアップを考える際には、英語スキルを測る指標としてTOEIC® L&Rのスコアが求められることもあります。しかし、高いスコアを取得するに越したことはありませんが、満点に近い高得点を求められるわけではありません。
英語はこれからのビジネスパーソンがキャリアを考える際に、身につけておくと大きな武器となるスキルです。グローバル企業で活躍したいと考えている方も、英語を使うかどうかは分からないけれどキャリアアップはしたいと考えている方も、ぜひ英語力アップを目指してみてください。
なお、ロゼッタストーン・ラーニングセンター(RSLC)では、受講生のニーズに合わせた目的別レギュラープランを用意しているので、海外赴任のために英語スキルを伸ばしたい方も、社内昇進のためにTOEIC® L&Rで高スコアを取得したいという方も、ぜひ一度資料請求や自宅で受けられる無料体験レッスンをお申し込みください。
【通学・オンラインどちらのレッスンタイプも選べます!】