英語を学習している方の中には、「長文読解に苦手意識を持っている」「リーディングのスピードがなかなか上がらない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、リーディングができない原因と、それぞれの原因から考えるリーディング上達法をご紹介したいと思います。
英語のリーディングが上手くできない理由はいくつか考えられますが、その理由は人によって様々です。リーディングの苦手を克服するためには、リーディングが上手くできない理由を分析してその原因を知ったうえで、原因に応じた適切な対処を学習に取り入れることが大切です。
ここでは、リーディングに苦手意識を持っている方によく当てはまるリーディングが上手くできない原因を3つ取り上げたいと思います。
英文のリーディングがうまくできない原因として多いのが、英文の意味を理解するための語彙力が足りていないということです。
文の中で使われている個々の単語の意味を知らなければ、文全体の意味を理解することは難しいでしょう。文中に意味を知らない単語が多くあればあるほど、文の意味は掴みにくくなってしまいます。
英文のリーディングができないもう1つの原因として、文法知識が不足していることも挙げられます。
文法知識が不足していると、英文を構造から理解することができないので、文の意味を正しく掴むことができません。特に、中学で習う基礎レベルの英文法は英語を理解するにあたってとても大切です。
語彙・文法の知識が足りないというケースの他に、英語を英語のまま理解できないことが、リーディングを上手く行えない理由となっている場合もあります。
英語と日本語では語順のルールが異なるため、頭の中で英文を日本語に訳しながら読んでしまうと、一度読み始めた英文をもう一度文頭まで遡って読み直し(=返り読み)をしてしまう原因となり、読むスピードが遅くなってしまいます。
英文をスムーズに読み進めるためには、英語を英語のまま理解し読み進める力をつけることが必要です。
長文を読むことに苦手意識がある方は、中高の英文法を復習するなどして、基礎的な英文法をしっかり理解できているか振り返ってみましょう。
また、語彙力を増やすことも重要です。現状の英語レベルや英語学習の目的に合う単語帳を選び、ボキャブラリービルディングに取り組むとよいでしょう。
長文読解力を培うには、精読トレーニングを行うことが有効です。精読は、英文を一文一文、意味や構造まで分析しながら丁寧に読むトレーニングです。精読を行うことで、英文の文構造を理解する力を培うことができます。
精読トレーニングの一環としてスラッシュリーディングもあわせて行うと、さらにリーディングスキルを伸ばす効果があります。スラッシュリーディングは、英文に語の塊ごとにスラッシュを書き込んで区切りながら読むトレーニングです。英文を語の塊ごとに理解することができるようになると、英文を読むスピードを上げることができます。
いかがでしたでしょうか。今回は、リーディングができない原因と、それぞれの原因から考えるリーディング上達法をご紹介しました。
英語力を伸ばすにあたって、リーディング学習は避けては通れない道です。また、リーディングスキルを鍛えることで、リスニングの聞き取りスピードが向上するなど、多方面に相乗効果が生まれます。リーディングの苦手を克服したい方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
なお、ロゼッタストーン・ラーニングセンター(RSLC)では、ネイティブ講師とのマンツーマンレッスンに加え、世界177ヵ国、500万人以上が利用しているロゼッタストーンの言語学習ソフトウェアを活用してリーディングのトレーニングに取り組むことも可能です。
リスニングやスピーキングといった英会話スキルだけではなくリーディングも含めて総合的に英語力を高めたいという方にはRSLCがおすすめです。興味がある方はRSLCぜひ一度無料体験レッスンにお越しください!