多くの英語初心者がまず目標として定める、TOEIC600点というスコア。一般的に600点を取得していると履歴書に記載したり就職の面接で武器にしたりできるため、取得のメリットは大きいと考えられます。

そこで今回は、TOEIC600点超えを目指すために必須とされる4つの勉強法について解説します。また、確実に目標を達成するためのスケジュールの組み方についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

まずはスケジュールを組む

TOEIC600点は決して高すぎる目標ではありませんが、闇雲に勉強していても達成することはできません。確実に600点を取得したいのであれば、適切な学習スケジュールを組むことは不可欠でしょう。

まずは、今の英語力と試験日までに確保できる時間を正確に把握します。現在の能力はTOEIC600点レベルとどの程度差があるのか、1週間で学習できる時間はどれくらいになるのか等を理解した上で、細かいスケジュールを立てていきましょう。

600点超えを目指す4つの勉強法

英語初心者においては最初の難関であり、目指す人が多いTOEIC600点。しかし、目標として定めたものの、具体的にどのように勉強すれば良いのかが分からない人も多いでしょう。

そこでここからは、TOEICで600点超えを目指すための4つの勉強法を具体的に紹介します。

英文法の基礎を学ぶ

英語初心者にとっては遠い目標のように感じるTOEIC600点ですが、このレベルはあくまでTOEIC受験者の平均点より少し上のレベルであり、基礎力があれば十分到達できるスコアです。

したがって、まずは基礎を固めるためにも英文法を学ぶことから始めましょう。文法を理解すれば文章の細かいニュアンスを読み取ることができますし、文法知識を問われるPart5やPart6で得点しやすくもなります。

中学英語に出てくる英文法を復習するだけでも大きく変わりますので、参考書などを用意して学習してみましょう。

単語を暗記する

文法学習と同じくTOEIC600点台に到達するために不可欠とも言えるのが、単語を暗記することです。単語が分からなければ設問の意味すら理解できないため、語彙力なしでは到底スコアアップは望めないでしょう。

1日に10個でもいいので少しずつ単語を覚えていくことで、格段に解ける問題が増えていきます。

なお、覚えた単語はしばらくすると忘れてしまうため、まとめて復習する時間を作ることも忘れないようにしましょう。

発音を学ぶ

TOEICはリスニングパートとリーディングパートで構成されている試験です。600点台を取得するにはリスニングパートで300点超えは目指したいところですが、「リスニングに自信がない」という人も多いでしょう。

そのような人にぜひ取り組んでいただきたいものが、英語の発音学習です。リスニングを苦手と感じる多くの人が、英語独特の発音のルールやイントネーションなどを理解できていません。

たとえ知っている単語やフレーズが出てきても該当の単語・表現だと認識できないため、いつまで経ってもリスニング力が向上しないのです。

基本的に、自分で発音できない単語やフレーズは実践の場で聞き取ることはできません。インプットした知識を無駄にしないためにも、英語初心者の人こそ発音学習に力を入れてみましょう。

過去問で試験対策をする

基礎力をつけることはとても大切ですが、TOEICはあくまでも試験であるため、問題の傾向や特徴に合わせてトレーニングを行う必要があります。

したがって、ある程度基礎力がついてきた段階で、過去問や実践的な問題集などを使って試験対策をするようにしましょう。

実際の問題形式に慣れておくことで、時間配分の仕方を身につけたり、よく取り上げられるテーマや頻出単語を理解したりすることができます。

まとめ

今回は、英語初心者がTOEICで600点を取るための4つの勉強方法について紹介しました。

初心者が目標として掲げることが多い600点というスコアですが、基礎力をつけて試験問題に慣れることで十分に目指せる点数です。

自分の英語力や確保できる勉強時間を把握した上で適切なスケジュールを立て、TOEIC600点台を目標に学習を始めましょう。