「インバウンド」という言葉がよく聞かれるようになって久しいですが、国際的な大イベントが日本で開催されることもあり、訪日外国人観光客は今後ますます増え、外国人の方がより一層身近な存在になってくると言われています。
英語学習者の皆さんの中には、これを機に英語力を高め、たくさんの外国人の方とコミュニケーションをとろうと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、いざ外国人の方とコミュニケーションをとろうとしたときに、自分の英語が通じない!という事態を避けるべく、通じる英語を話すために必要なことなどをご紹介します。
外国人の方とコミュニケーションをとってみても、意思の疎通ができずに終わってしまってはもったいないので、通じる英語を話すために必要なことを確認しておきましょう。
スピーキングに限らず英語4技能を使うときに必ず必要となるのは、最低限の語彙です。最低限の語彙もない状態では、伝えたいことを表現できませんし、話しかけられたとしても相手が何について話しているのか分からず、会話の中で聞き取れなかった部分を推測することもできません。
英語でコミュニケーションをとるうえで、英文法の知識も非常に重要です。伝えたいことを頭の中で文章にしてスピーキングするというのは、英文法の知識がなくてはできないからです。
文法の知識はなくても、単語とボディランゲージでどうにかなるという人もいますが、それはあくまで「何とかして意図を汲み取ってあげよう」という相手の厚意があって成立するものです。
相手に負担がかかってしまうようなコミュニケーションはなるべく避けた方が良いのは言うまでもありませんし、文法の知識があった方が正確に意思の疎通ができ、より円滑なコミュニケーションが生まれます。
会話というスピーキングとリスニングからなるコミュニケーションを行う際、「音」は非常に重要な要素です。聞こえた音から単語や文章を考えますが、正しい発音を知らなかったがゆえに相手と認識のすれ違いが生じてしまい、通じなかったという話はよく聞きます。
伝えたいことを相手に正確に伝えるためには、正しい発音をきちんと体系的に学習して身につける必要があります。
人間は、自分が知っている音しか聞き取れず、知らない音は知っている音の中で最も近い音に置き換えて認識してしまいます。リスニングをするときにも正しい発音の知識がなければ、音を正確に認識することができず、似た音の別の単語と勘違いしてしまう可能性があります。
そのため、音声によるコミュニケーションで使う4技能のスピーキングとリスニングにおいては、正しい発音の知識は非常に重要で必要不可欠なものなのです。
いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した通じる英語を話すために必要な3つのことは、コミュニケーションを成立させるためには非常に重要なことです。日本の中学校などの英語の授業では、語彙や文法に重きを置いた学習がされていたため、語彙力や英文法の知識は勉強してきたけれど、正しい発音や発音記号の勉強はあまりやってきていないという方も少なくありません。
国際的な一大イベント開催まであと少しですが、まだ間に合います。ぜひ正しい発音を勉強して、積極的に訪日外国人の方とコミュニケーションをとっていきましょう。
なお、ロゼッタストーン・ラーニングセンター(RSLC)では、発音を磨きたい方のための英語発音矯正スクール「ハミングバード」を運営しています(東京は新宿校・銀座校・池袋校が、大阪は梅田校が開校)。
ハミングバードはアメリカ、ロサンゼルスの研究所で日本人のために開発された英語発音学習メソッドで、英語を発音するときの「口の形と舌の位置」をまず規定し、「その動きとしての発音」を「見て真似る」ことで正しい発音を身につけるというスタイルのプログラムです。20年以上の実績を有する信頼性の高いプログラムなので、発音矯正をしたいという方はぜひ一度無料体験レッスンにお越しください!