海外留学や海外赴任などで日常的に英語を使う環境に身を置いていた方だけでなく、国内にいながらも英語学習を進めることで英語を使えるようになった方も、日本で生活していると高い確率で直面する問題があります。英語力の維持です。
学習時間を確保し、長期間の努力の末に英語を身につけたという方でも、英語が日常的に使われない日本の環境では、英語力が衰えてしまったという人は少なくありません。
そこで、今回はせっかく身につけた英語力を維持したいという方に、英語力維持のために注意すべき3つのポイントをご紹介します。
英語が母国語ではない日本人が、日常的に英語を使わない環境で生活していれば、せっかく身につけた英語力が衰えてしまうのも無理はないでしょう。
そのため、英語力を維持するためには、自分から意識しなくてはいけないことが3つあります。
それぞれ詳しく見てみましょう。
英語力を維持するために意識するべきポイントの一つ目は、インプットを行うことです。
日本で生活する場合、日常的に英語に触れる機会があるという方は、それほど多くないのではないでしょうか。一度英語を使えるようになったからといって、英語に触れない期間が長期に及ぶと、発音や英単語のスペルなどを忘れてしまい、とっさには出てこなくなってしまいます。
この「忘れてしまう」ことを防ぐためには、忘れたくない情報に定期的に触れ、脳に重要な情報だと認識させることが必要です。「読む」「聞く」といったインプットを行い、脳にその情報処理をさせることで、繰り返しインプットされる情報(=英語)は重要な情報だと認識され、長期記憶に保存することができます。
インプットの形は英字新聞や洋書を読んだり、海外のニュースを視聴したり、洋画を日本語吹き替えなしで鑑賞したりなど、どのような形でも構いません。日々の生活の中で英語を「読む」「聞く」機会を増やしましょう。
ポイントの二つ目は、アウトプットを意識することです。
ポイントの一つ目でご紹介した「インプットを行う」は、比較的実行しやすいですが、英語力を維持するためには、アウトプットすること(「書く」「話す」)も必要です。たくさんインプットを行っていたとしても、アウトプットを日頃から行っていなければ、いざ英語を使ってコミュニケーションをしようとしたときに、スムーズに英語が出てきません。
しかし、普通に日本で日常生活を送っていて、英語をアウトプットする機会はそうそうないので、意識的にアウトプットする場を用意する必要があります。
例えば、SNSの英会話コミュニティなどで英語を話せる友人を作って話したり、英会話スクールに通ったりなど、実践の場を設けるといいでしょう。
なお、アウトプットのスキルとしては「書く」と「話す」がありますが、「書く」スキルは頭の中で正しい英文が構築できれば、ほぼできたも同然なので、構築した英文を音声化する必要があるアウトプット「話す」ことを特に意識するようにしましょう。
英語力を維持するための最後のポイントは、モチベーション管理をすることです。
英語力を維持するためとはいえ、英語でのインプットとアウトプットを日常生活に取り入れるのは、簡単なことではなく、モチベーションが低下したことで、英語力維持のために通っていた英会話スクールを辞めてしまい、アウトプットする場を失ったために英語力が落ちてしまったという話も少なくありません。
モチベーション管理のためには、目標設定と定期的な現状把握が有効です。例えば、TOEIC®のスコアを指標とし、英語力が維持できているかを確認するために、定期的にTOEIC®テストを受けてみるなどです。
現状のTOEIC®スコアを下回らないことを最低ラインとし、1年後にスコアを50点上げるというような目標を立てている人もいます。英語を身につけた人でも、さらなる向上を目指すことで、その目標達成が英語学習を継続するモチベーションにつながります。
いかがでしたでしょうか。英語力を維持するためには、インプットとアウトプットを行うことが大切で、それを継続していくためにも、モチベーション管理が重要です。
長い時間と努力の末に身につけた英語力を落とさないためにも、今回ご紹介した3つのポイントを意識してみてください。
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