英語試験でTOEICと並んで有名なTOEFLは、海外留学で役に立つため、人気の英語試験です。また、海外の教育機関ではTOEFLのスコアが入学・卒業の基準として用いられることも多く、TOEFLを受験しようと考えている方も多いのではないでしょうか。
TOEICでは日常会話やビジネス会話・ビジネス文書が問題として取り上げられることが多いですが、TOEFLはTOEICとは違い、問題で扱われるトピックが人文系やサイエンス系など、アカデミックなものになる傾向があります。そのため、TOEICで高得点をとれる人でも、TOEFLのリーディング問題では苦戦することがよくあります。
今回は、TOEFLでのリーディング力をアップさせるための4つのポイントについて、ご紹介します。
TOEFLのリーディングで扱われるトピックはアカデミックなものが多く、日常的にはあまり使われない単語なども出てくるので、英語以外の知識もあった方が有利になります。
TOEFLのリーディングを対策する際のポイントは以下のとおりです。
TOEFLのリーディング対策で最初にやるべきことは、出題されがちなトピックを把握することです。過去問をチェックして、過去にどういったトピックが出題されているのかを把握するようにしましょう。
次に行うべきは、出題されがちなトピックについての知識を増やすことです。このステップは、日本語でもいいのでトピックに関する情報を集め、どういう話題があってどういう議論がされているのか、全体的な概要などを把握するようにしましょう。トピックについて詳しく書かれている新書や解説書などに目を通しておくことで、TOEFLで出題されたときに文の流れや結末を予想することができるようになり、分からない単語が出てきた際、推測の精度を上げることができます。
トピックの傾向を把握し、そのトピックの中身についてある程度知っていれば、どういう単語がそのトピックで重要な意味を持つのかを見極めやすくなります。
たとえば、人文系のトピックでは以下のような語彙や周辺知識を知っていると役に立つでしょう。
また、サイエンス系のトピックでは、以下のような語彙や周辺知識は知っておくといいでしょう。
※上記はあくまでも語彙の例となりますので、TOEFLで出題されるトピックを保証するものではございません。
このように、日常会話ではなかなか目にすることがない語彙が必要となります。
英語ネイティブとTOEFLで出題されがちなトピックについて対話することで、単語の意味や実際の使われ方が定着するとともに、日本人と外国人のそのトピックの捉え方の違いなども分かり、トピックへの理解が深まります。
また、リーディング力を培うことは、ネイティブと対等に話し合うことができるスキルへとつながり、英語力全体の底上げにも効果があります。
ネイティブと対話や議論を交わす機会がないという方は、マンツーマンタイプの英会話スクールなどを活用して、指定したトピックについて英語を使ってじっくり対話・議論ができる場を用意するのもおすすめです。
いかがでしたでしょうか。TOEFLのリーディングテストでは、TOEICと違い日常的に使われる語彙よりも、アカデミック色の強い語彙が頻繁に出てきます。そうした特徴があるTOEFLのリーディングテスト対策には、どういうトピックが取り上げられるのか傾向を把握し、そのトピックについての知識を深めることが、正確なリーディングと精度の高い推測には欠かせません。専門的な学術用語ばかりを詰め込み式に暗記するのではなく、トピックの周辺知識も含めて大枠を理解しておくことが重要です。
TOEFLのリーディング対策に困っているという方は、ぜひ参考にリーディング対策を行い、TOEFLにチャレンジしてみてください。
なお、ロゼッタストーン・ラーニングセンター(RSLC)では、受講生のニーズに対応する目的別レギュラープランを用意しているので、受講生のレベルを考慮しつつ、特定のトピックについてディスカッションをしたいといった要望にも対応することができます。
RSLCが気になった方は、ぜひ一度資料請求や無料体験をお申し込みください。