英語学習を始めた方の中には、できるだけ早く英語を習得したいと考えている方も多いことでしょう。世の中には、1ヶ月程度の短期集中で英語が身につくと銘打っている学習法もありますが、1ヶ月で英語を習得できるなんて信じられないという方がほとんどでしょう。
今回は、1ヶ月短期集中の英語学習について、その勉強法や注意点について詳しく説明していきます。短期で英語習得を目指したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
1ヶ月短期集中型の英語学習では、無駄な時間を過ごしている暇はなく、効率よく学習を進めることが重要になります。ここでは、1ヶ月短期集中で英語を学ぶときの、勉強方法について見ていきましょう。
短期集中での英語学習に限らず、英語学習を始めたら、最初は英単語の暗記をしっかりと行うようにしましょう。単語を知らないと英語を見ても読めませんし、英語を聞いても意味が分かりません。単語の知識が不十分な状態では、インプットもアウトプットも効率よく行うことはできないのです。
また、単語を覚えるときには、単純にスペルと意味だけを暗記するのではなく、発音やどういった場面で使われるのかなど、より深く理解するように意識すると、その後の学習も効率よく進めることができます。
ある程度の英単語を覚えてきたら、英語の文章を読むようにしましょう。多読を行う際には、全く意味が掴めない英文ではなく、意味や構成などが理解できる程度の英文を繰り返し読むことが効果的です。文章のうちの8割～9割程度を辞書などで調べることなく読める英文が難易度の目安となります。
瞬間英作文とは、日本語の文を見て、それを瞬時に英文にするというトレーニングです。まずは簡単な文章から始め、文章をただ丸暗記するのではなく、単語の意味や文法や文構造など、深く理解をした上で、英文をすぐに構築することができるように繰り返しましょう。
シャドーイングやオーバーラッピングは、聞こえてきた英文のすぐ後を追いかけるように、または聞こえてきた英文に被せるようにして、自分で英文を発音する学習法です。「聞く」ことと「発音する」ことを同時に行うトレーニングなので、発音を正確に聞き取ることに集中すると、英文の意味を理解するところにまで至りません。
シャドーイングやオーバーラッピングでも、多読と同様に、内容をしっかりと理解できている英文か、聞いてすぐに意味が理解できるレベルの英文を使うようにすることが大切です。
1ヶ月短期集中での勉強方法について紹介してきましたが、短期集中の英語学習をするうえで、おさえておかなくてはいけない注意点を見ていきましょう。
短期集中の英語学習を行う方の中には、1ヶ月の短期集中の期間だけ英語を勉強すれば、英語を話すことができるようになり、その後は勉強しなくてもいいと思っている方も少なくありません。
世の中に出回っている多くの短期集中型の英語学習は、その期間で英語を習得するのではなく、英語を習得するための最低限の土台づくりと学習習慣を身につけることを前提としています。
そのため、1ヶ月の学習で英語学習が完了して、勉強から解放されると考えている方は、あらかじめ短期集中の期間だけでは英語はできるようにならないと考えを改めておきましょう。
上で説明したとおり、1ヶ月程度の短期集中の学習期間では、英語はできるようにはなりません。それでは、なぜその後も学習を続けなくてはいけないのに、短期集中と言われているのでしょうか。
それは、短期集中期間では英語習得のための基礎となる知識や考え方を身につけることと、英語学習の習慣を作ることを目的としているからです。
日々の時間の使い方や基本的な学習の進め方を身につけることで、短期集中期間の後も無理なく英語学習を続けることができ、最終的に英語が習得できるようになります。
そのためには、短期集中期間のうちに、英語学習の習慣を作ることが重要です。
短期集中で英単語や文法の基本的な知識を身につけ、英語学習の習慣を作ることができたとしても、学習法が自分に合っていなかったとしたら、思うように英語力は伸びていかず、モチベーション維持が難しくなってしまいます。
そうなってしまっては、せっかく身につけた学習習慣が無駄になってしまうので、短期集中期間に自分に合った学習法についても、意識してみてください。
いかがでしたでしょうか。今回は短期集中の英語学習について、おすすめの学習方法と注意点をご紹介しました。短期集中期間で英語習得の土台を作り、学習習慣を身につけましょう。
また、自分に合った学習法が分からないという方は、英会話スクールの短期集中コースなどの利用を検討してみるのもおすすめです。英語学習のプロが客観的にあなたに合う学習法のアドバイスをしてくれます。
なお、ロゼッタストーン・ラーニングセンターでは、短期間での習得を目指す方のために、短期集中プランをご用意しています。
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