就職活動にも英語力は必要です。しかし、業界や職種によって必要なレベルは異なります。この記事では英語力が有利となる業界・職種や、社会人として必要なTOEICスコアの基準を解説します。

ぜひ、就活の参考にしてください。

英語力が有利になる業界・職種5選

就職の際に英語力が有利になる業界や業種を５つご紹介します！ぜひ今後のキャリアの参考にしてください！

商社

1つ目は商社です。

商社とは、貿易や国内企業を通して製品を調達し、販売する会社です。国内外のネットワークを通じて、原材料の調達や営業支援を行うなど業務範囲は非常に幅広いのが特徴です。海外企業などとのやり取りも多いため、高い英語力を持つ人材は優遇される場合があります。

募集要件にTOEICの点数が指定されている企業もあります。企業によっては英語力を問わないケースもありますが、業務内容から考えると英語力がある人材の活躍できる環境が整っているといえるでしょう。

外資系金融企業

2つ目は外資系金融企業です。

外資系企業とは会社資本の3分の1以上を外国法人や外国人による出資がなされた企業を指します。外資系金融企業は投資銀行や証券会社、保険会社、クレジットカード会社などがあり、会社によって業務内容もさまざまです。

全体で共通するのは英語力を求められるケースが多い点です。配属される部署や部門によっては英語力をほとんど必要としない場合もありますが、レポートラインにあたる上司が本部の外国人などというケースもあります。

また、外資系金融企業でキャリアアップを目指すには英語力が必要である場合が多いため、英語力を存分に生かせる業界だと言えるでしょう。

貿易事務

3つ目は貿易事務です。

書類の作成など事務処理を行う点は他業界の事務職と変わりはありませんが、貿易に関する書類の作成や確認、出荷・輸送・通関などの手配、出荷・納入管理など貿易に関わる事務処理スキルが必要となる点が貿易事務の特徴です。

海外企業とメールや電話でやりとりをしたり、英語で契約書や書類を作成したり、英語を使う業務が中心となるため、英語力は必須と言えます。逆に、英語力があれば貿易事務の採用において有利となる可能性が高いということです。

貿易事務を目指す場合は、TOEICなどで英語力を明確化しておき、高い英語力をアピールできるようにしておくことがおすすめです。

翻訳・通訳

4つ目は翻訳・通訳です。

翻訳や通訳は知っての通り英語力がないと成り立たない職業のため、高い英語力を求められます。また、翻訳や通訳をする対象によっては専門知識が必要になることもあるため、日常では使わない専門用語に関しての高い英語力も必要になります。

エンジニア

5つ目はエンジニアです。

エンジニアとは広義にはエンジニアリング（工学）の専門知識を持った人のことを指します。システム開発や設計を行うシステムエンジニアや特にITに関わるシステムを開発するITエンジニア、Webサイトやアプリなどを開発するWebエンジニアなどが職業としてはポピュラーです。

エンジニアとして働く場合、最新の技術情報の収集や海外企業とのやりとりは英語で行う必要があるため、英語力を大いに役立てることができます。企業によって英語力を必須にしているか否かは異なりますが、英語力がある方が活動の幅が広がったり、業務効率が向上したりするため、英語を習得しておくことがおすすめです！

就職活動に有利な英語レベルの基準

就職活動に有利な英語レベルの基準は業界・職種によってさまざまですが、ここでは一般的なレベルについて解説します。

TOEICを運営しているIIBCが実施した「英語活用実態調査2019」によると、新卒採用でTOEICスコアを要件や参考とする企業の平均は545点、英語を必要とする部署の中途採用では620点が基準点という結果でした。

これから就職活動をするという方は、この点数をひとつの目安として英語力アップを目指してみてください。また、就職を希望する企業で独自に募集要件としてTOEICスコアが設定されている場合もありますので、事前に必ずチェックをするようにしましょう。

まとめ

今回は英語力を活かせる業界・職種5選を解説しました。また、各業界やキャリアによって必要な英語力は異なります。

今回ご紹介したTOEICの基準スコアを参考に、学習を進めてみてはいかがでしょうか。ぜひ、英語力を身につけ、あなたの求めるキャリアを歩んでください。