一般的に、就職活動においてアピールできるスタートラインとされるTOEIC600点。英語学習者の中にはTOEIC600点を目指す人も多いと思いますが、どのように勉強すれば達成できるのでしょうか。
今回は、TOEIC600点を達成するためのリスニング対策について詳しく解説します。具体的な勉強法やリスニングパートの特徴なども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
英語初心者が目標にすることが多いTOEIC600点というスコアですが、TOEIC600点における実際の英語レベルや難易度などがよく分からない人もいるでしょう。
TOEIC600点は、挨拶や簡単な業務連絡などを英語でできるレベルであるとされています。学校英語で例えると、高校英語の単語力や文法力が備わっているレベルに値するので、地道に学習を続ければ達成できない目標ではありません。
就職や転職で活かせる英語力を身につけたい場合は、まずTOEIC600点を目指すといいでしょう。
リスニングとリーディングの2つのパートで構成されるTOEIC。それぞれのパートにおいてバランス良く得点するためにも、まずは設問の特徴や傾向を知る必要があります。
ここからは、TOEICの4つのリスニングパートの特徴について解説します。
Part1は写真描写問題で、全部で6問出題されます。1枚の写真についての4つの説明文が1度だけ放送され、その中から写真の内容を的確に描写しているものを選びます。人物写真や人物以外の乗り物・風景の写真など、さまざまなパターンの写真が出題されます。
Part2は25問の応答問題で構成されています。1つの質問または文章を聞いたあとにそれに対する3つの答えが放送されるので、最もふさわしい解答を選択します。日常生活に関することや仕事場でのワンシーンなどが題材です。
Part3は会話問題39問で、2人または3人の人物による会話が放送されます。会話ごとに3つの設問が用意されており、設問の答えを4つの選択肢の中から選びます。
会話を見失わなければ解答できるものの、数問ほど図表つきの問題もあるため、集中力が必要となるパートです。
Part4は説明文問題30問で、アナウンスやナレーションのようなミニトークが一度だけ放送されます。各トークにつき3つの設問が用意されており、4つの答えの中から最も適当なものを選びマークします。長文英語を聞き取る必要があるため難易度は高めです。
パートごとにさまざまな特徴を持つTOEICのリスニング。正答率を上げるためには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。
まず意識したいことは、解答に時間をかけすぎないようにすることです。TOEICのリスニングパートは約45分間で100問の設問に解答するため、一つひとつの設問にじっくり取り組む時間はありません。
迷った場合は直感でマークしたり、よく聞き取れなかった問題は潔く諦めたりするなど、スピード感を持って取り組むことが大切でしょう。
また、難易度が高くなるPart3からは設問文を先読みすることも重要なポイント。設問文や選択肢を先読みすれば内容が大まかに理解できるため、聞き取り中に答えを探しやすくなるのです。
設問の先読みにはトークのジャンルを予測できるというメリットもあるので、どんどん先読みしていくようにするといいでしょう。
英語初心者がまず目指したいTOEIC600点というスコアですが、達成するためにはどのような学習をすればいいのでしょうか。
リスニングセクションにおいては、英語を聞きながらそれを真似して発音する学習法である「シャドーイング」が非常に効果的です。英語の発音やリズム、イントネーションに慣れることができるため、効率良くリスニング力を向上させられるでしょう。
また、単語を暗記して語彙を増やすことも重要な要素の1つです。当たり前のことですが知らない単語は聞き取れないため、語彙力が足りないと感じる場合はTOEICの頻出単語を頭に入れる必要があります。
さらに、リスニング能力を鍛えて維持するためには、日頃から英語に触れることも大切です。TOEICに出題されやすいビジネス英語に慣れるためにも、英語のニュースやラジオを聞くことなどを習慣化するといいでしょう。
就職や転職で活かせる機会が多いTOEIC600点というスコア。英語初心者の中には難しく感じてしまう人もいるかもしれませんが、高校英語の単語力や文法力が備わっている程度のレベルのため、決して達成できない目標ではありません。
リスニングパートの特徴を理解した上で適切な対策を行い、まずは600点取得を目指しましょう。
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