英語の勉強を始めたばかりの方の中には、短期間で上達させようと意気込んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。日常生活や仕事で使える英語力を身につけるためには長い時間がかかりますが、ポイントをおさえて効率的に勉強すれば、初学者が英語を短期間で上達させることは可能です。

短期間で英語が上達すれば、英語を継続して学ぶモチベーションにつながるでしょう。また、短期間で上達するためには集中して英語を学ぶことになるため、毎日の生活の中で英語を学習する習慣を作れることも大きなメリットになります。

そこで今回は、初学者が短期間で英語を上達するためのポイントを3つご紹介します。

英語を短期間で上達させるポイントとは

1. 英語に触れる機会を増やす

初学者が英語を短期間で上達させるためには、英語に触れる機会をできるだけ増やすことが必要です。日本にいても、インターネットや雑誌、本などを通して英語の情報を「読む」、動画や音声で英語を「聞く」、ブログやSNS、日記などを「書く」、通話アプリを使って「話す」など、工夫をすれば英語に触れる機会はたくさん作れます。「読む」「聞く」「書く」は自分のペースでできるので、毎日少しずつ、学んだ単語を使ってみることを心がけましょう。

また、英語の初学者にとっては「読む」「聞く」といった大量のインプットが効果的です。聞く場合には、最初は理解できなくても、浴びるようにたくさんの英語を聞くことをおすすめします。これは、英語のイントネーションやリズム、音に慣れることが目的です。

読む場合には、子ども向けの本や絵本など、容易に理解できるレベルの文章にたくさん触れるといいでしょう。この学習の目的も、英語の構文や文法、語順を身体感覚として身につけることにあります。

「聞く」「読む」ともに意味が分かるまで聞き込む学習も必要ですが、できるだけ生の英語にたくさん触れておくと、気がつかない間に英語の基礎体力と呼べる部分が養われていきます。

2. 学習効果の高い教材を選ぶ

英語の初学者にとって、短期間で上達するには学習効果の高い教材を選ぶことも重要です。英語を上達するためには、文法、単語、発音を学び、それぞれの知識を上げていく必要があります。

文法はまず中学校で教わる内容を完全にマスターしましょう。単語については、最重要語を2,000語覚えると良いとされています。発音は、単語を覚えるのと同時にインターネットや電子辞書などを使い、確認しながら覚えていきます。

英語学習の教材は、選ぶのが難しいくらいたくさん存在していますが、初学者に必要な内容はシンプルです。あまり多くの情報にまどわされず、直感的に良いと感じる教材を一つ選んで、徹底的に使いこなすことをおすすめします。文法書1冊を理解し、最重要語2,000語の意味と発音を身につけたら、初学者は卒業と言えるでしょう。

3. テストを受験するなど定期的にアウトプットを行う

初学者が短期間で英語を上達するためには、テストを受験するなどして定期的にアウトプットを行うのも効果的です。特に費用をかけて受験する予定があれば、自然とテストに向けての勉強に熱が入りますし、テストの結果を得ることで、前回と比べてどれくらい上達したのか客観的な評価を得ることがまた、次のモチベーションにつながります。

テストを受験することで得られるメリットはこのほかにも、語彙力や文法、4技能のどこが強みで、どこを集中的に勉強するべきかが分かる点です。客観的な評価によって自分の現在のレベルが把握できれば、次に何をどのように勉強すればいいのか予定が立てられますし、効率的にスキルアップする良い方法とも言えるでしょう。

定期的にアウトプットする機会を持つことで、数ヶ月、数年単位で振り返った時に自分の実力がどれだけ上がったか、上達の度合いが数値的にわかります。

英語の上達のためには学習の継続が重要になります。定期的なアプトプットは、継続のためのモチベーションを得続けるためにも良いツールとなってくれるでしょう。

まとめ

初学者が英語を短期間で上達させるためのポイントを3つ、ご紹介しました。使いこなせると言えるレベルの英語を身につけるためには長い時間が必要ですが、初学者が短期間で上達させることは可能です。

毎日、できるだけたくさんの英語に触れながら学習効果の高い教材で勉強して、定期的なアウトプットで成果を確認し、ぜひ短期間で英語を上達してください。