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正しい発音を学んで英語上達を目指そう!「リダクション」の基礎知識

正しい発音を学んで英語上達を目指そう!「リダクション」の基礎知識

英語学習でリスニングをしているときに上手く聞き取れず、後でスクリプト(文章)を見て「こんな簡単な内容を話していたのか」「読めば理解できるのに...」と悔しい思いをしたことがある人も多いのではないでしょうか。

「英単語も英文法もしっかりと学習したのに英語が聞き取れない」という場合、聞き取れない原因は"発音を理解していない"ことにあるのかもしれません。テクニックとして発音を知ることで英語は断然聞き取りやすくなります。

そこで今回は、ある条件によって音がなくなってしまう『リダクション』という発音の法則を一緒に見ていきましょう。

発音を上達させる「音声変化」とは?

英語のネイティブたちは文(2単語以上の言葉のかたまり)を読むとき、スペル通りに英語を読みません。例えば、"Help me."(助けて)というとき、「ヘルプミー」ではなく、「ヘルッミー」と発音します。"Help"の[p]の音が省略されているのです。このように、英語は音を脱落させたり、別の音に変化させたりして発します。このような現象を音声変化と言います。
英語の音声変化にはいくつかの種類がありますが、ここではその中から『リダクション』について解説していきます。

「リダクション」とは

リダクション(reduction)とは、音が発音されなかったり、聞こえない程に音が弱くなったりすることです。
「脱落」とも言います。ここからはリダクションのパターンを4つ解説していきます。

  1. 破裂音+破裂音
  2. 破裂音+摩擦音
  3. 破裂音+その他の子音
  4. Hの脱落

1.破裂音+破裂音

破裂音とは、口の中の流れを一旦止め、それを解放(破裂)させるように出す音のことです。
[b][d][g][k][p][t]の音のことを指します。
会話の中で破裂音を丁寧に逐一発音するのはとても疲れてしまいます。
そのため、単語の最後が破裂音で終わり、次の単語も破裂音で始まるときには、前にくる破裂音を脱落させているのです。例を見てみましょう。

【例】
・big car「ビッグ カー」→「ビッカー」
bigの最後の音は[g](破裂音)、carの最初の音は[k](破裂音)のため、前にくる[g]の音が脱落しています。

・good time「グッド タイム」→「グッタイム」
 goodの最後の音は[d](破裂音)、timeの最初の音は[t](破裂音)のため、前にくる[d]が脱落しています。

2.破裂音+摩擦音

摩擦音とは、唇や歯を摩擦させて出す音のことです。[f][s][v][z][sh][th]の音のことを指します。
破裂音と摩擦音を続けて発するのも大変労力がいるため、前にくる破裂音を脱落させています。

【例】
・black vest「ブラック ベスト」→「ブラッベスト」
blackの最後の音は[k](破裂音)、vestの最初の音は[v](摩擦音)のため、前にくる[k]の音が脱落しています。

・top floor「トップ フロア」→「トッフロア」
 topの最後の音は[p](破裂音)、floorの最初の音は[f](摩擦音)のため、前にくる[p]の音が脱落しています。

3.破裂音+その他の子音

前の単語が破裂音で終わり、次の単語が子音で始まるときにも前にくる破裂音を脱落させています。

【例】
・good morning.「グッド モーニング」→「グッモーニン」
 goodの最後の音は[d](破裂音)、morningの最初の音は[m](子音)のため、前にくる[d]の音が脱落しています。

・just now「ジャスト ナゥ」→「ジャスナゥ」
 justの最後の音は[t](破裂音)、nowの最初の音は[n](子音)のため、前にくる[t]の音が脱落しています。

4.hの脱落

hは「ハッ」と息だけを出したような音です。
そのため、前の単語が子音で終わり、次の単語が [h]の音で始まるときに[h]の音が脱落します。

【例】
・call him「コール ヒム」→「コーリム」
 callの最後の音は[l](子音)、himの最初の音は[h]のため、[h]の音が脱落しています。

・could have「クッドゥ ハヴ」→「クッダヴ」
 couldの最後の音は[d](子音)、haveの最初の音は[h]のため、[h]の音が脱落しています。

「リダクション」を学ぶメリット

ネイティブスピーカーの発話スピードは速く、ときには未知の言語に聞こえることもあります。相手の言っていることが分からないと恐怖や不安でしかなく、英会話が苦痛なものになってしまいます。

しかし、彼らは早口で話しているわけではありません。話しやすいように音声変化を行ないながら、スピーキングをしているだけなのです。

今回ご紹介したリダクションの法則を習得すると、リダクションによってなくなった音を推測し、英語の意味を理解できるようになります。相手が話した内容を理解できると楽しいですし、「自分も話したい!」という気持ちになります。

この"英語で話したい"という気持ちがモチベーションをアップし、英語上達スピードを一気に加速させます。

まとめ

英語の音声変化の中から、音が脱落する『リダクション』について解説してきましたが、いかがでしたか。

リダクションの法則を習得することで、聞いて理解できる英語が着実に増えていきます。リスニング力がアップするとテレビやラジオ、洋画などを通してインプットできる英語の量も増え、そのことが英語力全体を引き上げてくれます。

この機会に、リダクションの法則をきちんと理解し、自身でも使えるようにしておきましょう。

なお、ロゼッタストーン・ラーニングセンター(RSLC)では、リスニングやスピーキングで特に重要となる「発音」を英会話と共に身につけることができる「発音」×「英会話」コースをご用意しています。

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