「英語を勉強しよう!」そう思い立った時、みなさんはどのような順序で英語の学習をしていますか?
書籍やインターネット上では様々な英語学習法が紹介されていますが、そうした情報に手当たり次第に飛び付くのはとても危険です。例えるならば、ルールを学んだり練習をしたりしないまま、試合に臨むのと同じことです。その状態では、どれだけ勉強しても基礎があやふやなので、「いつまでたっても英語ができないまま」となってしまいます。まずは基本的なことを押さえ、それからステップアップしていくことが大切です。
ここからは、英語を効率よく学習するための5つのステップをご紹介します。
それでは各ステップを詳しく見ていきましょう。
まずは、単語です。単語が分からないとどうしようもありません。逆に言えば、単語さえ分かればなんとか英語で意思疎通ができます。
みなさんは、学生時代に英単語を勉強したと思いますが、忘れてしまった単語もあるはずです。最初は、中高生向けの単語本などを見てうろ覚えになってしまっている単語を復習しましょう。その後、少しずつレベルをあげて単語の学習に取り組んでいきます。
最近の単語本には、CDや音声ダウンロードができるものも多いので、そういった本で音声を聞きながら、発音やアクセントもしっかりと体になじませるようにすると、さらに効果的です。
1日10個ずつ確実に覚えようとするよりも、1回の勉強で100~200単語程度に目を通して、復習する機会を増やす方が長期記憶への定着率が高まり、効果があります。翌日、3日後、1週間後といったように、忘れそうなタイミングで復習をすると定着しやすいです。
単語の学習がある程度進んだ段階か、同時並行で基本的な英文法についても学習しましょう。文法が分からないと、相手の言っていることが正確には理解ができませんし、自分の発言が誤解されてしまうことにもなりかねません。英語を話す上で文法はかなり重要な役割を果たしています。基礎がなっていないと、いつまでも学習が進まずに挫折してしまいます。
まずは書店などで中学生向けの文法の問題集などを見て、それらの問題に自信をもって答えられるか確認してみましょう。もし分かるようであれば、高校生向け、大学受験向けとレベルをあげていき、つまずいたところをしっかりと学び直してください。単語や英語のフレーズは無限にあるため全てを暗記するのはかなり困難ですが、文法のルールには限りがあります。これ以上、「文法がわからないから英語ができない」とならないように、ここでしっかりと覚えてしまいましょう。
単語、英文法と知識をインプットしてきたら、次はよく使われる基本的なフレーズを覚えましょう。基本フレーズをひたすら覚えるというのは単調な学習に思えるかもしれませんが、その中の単語を入れ替えるだけで表現の幅が広がります。
例えば、"Could you~?"「~してくれませんか?」というフレーズを覚えた場合、"Could you give me a hand?"「手伝ってくれませんか?」、"Could you tell me?"「教えてくれませんか?」など、他にもたくさん応用は可能です。
フレーズを覚える際には、そのフレーズの意味を日本語に訳さずに瞬間的にわかるようになるまで叩き込みます。そのフレーズが使われるシチュエーションを具体的に想像して、気持ちを込めて何度も音読して覚えましょう。
これまでで、英文を構成する要素である、単語・英文法・フレーズの知識はインプットできました。次のステップでは、英語を実際に聞いたときに、きちんと聞き取れるようにするために正しい発音を何度も聴いて耳を養います。
英語は日本語よりも音が多いうえに、文章ともなると前後の単語の音が繋がったり、抜け落ちたりすることが頻繁に起こります。
例えば、よく耳にする"Stand up"「立ち上がる」も英語で正しく発音すると「スタンドアップ」ではなく、「スタンダップ」となります。
このように英語では前後の単語の音が繋がることが頻繁に起こるので、相手の言葉を理解するためには、英語を音声として発するときのルールを理解し、慣れておくことが大切です。
この勉強には、聞いた音声を書き取るディクテーションという勉強法がおすすめです。ただし、日本語でも一語一句聞き取るのは難しいことなので、あまり完璧を求めすぎないようにしましょう。また、聞いた内容を頭の中で毎回日本語に訳すのではなく、英語のまま素早く理解できるようにすることも大切なので、併せて意識しましょう。
ここまできたら、実践です。実際に英語を口に出してコミュニケーションを取り、会話のイントネーションやリズムを学んでいきましょう。その中で、シチュエーションに合わせて敬語やカジュアルな表現などを使い分ける瞬発力も磨かれていきます。
会話する相手がいない場合や1人で勉強する時は、今日の出来事を英語で2分間スピーチをして、録音したものを聞いてみるのもおすすめめの方法です。自分が話している英語を客観的に聞くことで、文法や発音のミスなどに気付いて修正することができます。
英語は独学で学ぶこともできますが、紹介したステップの4以降では、英会話スクールを活用するのも、さらに効率よく英語学習を進めるための選択肢のひとつです。
英語学習の大きな目標のひとつに、「英語を使ってコミュニケーションをする」ことを掲げている人は少なくありません。英語を使ったコミュニケーションを目標とした場合、実際に相手がいた方が習得スピードも早くなり、効果的です。
英会話スクールを活用すれば、対面で英語を話すという緊張感に慣れる練習にもなります。さらに、疑問点は講師にその場で質問することができるので、分からないことにずっと悩まされるということがなく、学習を進められるのも魅力の1つです。
また、通学することで英語学習を習慣化することもでき、講師やスタッフなど、支えてくれる人がいるのでモチベーションも維持しやすく心強いです。
いかがでしたでしょうか。英語学習の進め方にも、効果が出やすい順序と進め方があることを紹介しました。基礎を知らずに学び進めるのは非常に効率が悪く、時間と労力を無駄にしてしまう可能性が高いです。せっかく、「英語を勉強する!」と決めたのですから効率良く英語を身につけて、仕事やプライベートを充実させましょう。
なお、ロゼッタストーン・ラーニングセンター(RSLC)では、日本人英語学習者の特徴を熟知している講師と、キャリアナビゲーター(教室スタッフ)が二人三脚で受講者のサポートをするので、効率の良い学習の進め方などの相談にも乗ってもらえます。
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